ドッグホリスティックケアとは
ホリスティック(Holistic)とは、「全体的」「つながり」「バランス」などの意味を持ち,ホリスティックケアとは、犬や猫が本来持っている自然治癒力を高め、病気にかからない身体に導くケアのことです。
具体的には栄養の管理・メンタルケア・身の回りを清潔に保つなどの世話を、全体的な視点から日々の生活の中で実践する事です。
犬や猫も私達人間同様、生活習慣病やストレスから来る体調不良などが増えています。
これらの症状は西洋獣医学による治療だけで抑えるには限界があり、自然療法やホリスティック医療による治療、そしてそれ以前の毎日の生活の中でのホリスティックケアに注目が集まっています。
このこは大切な家族。かけがえのない大切なパートナーだからこそ、心も身体も健康であってほしい
現状、ストレスを抱えている犬は多いようです。ずっと長生きしてほしい。一緒にいたい。
愛犬のためにしてあげたいって思う気持ち、素敵です。でも、何がしてあげられるか。何をしてあげればいいのか。
愛犬の無償の愛を受けとめるばかりではなく、愛犬のために何かしてあげたい。
《 ドッグホリスティックケアの3大要素 》
1、安全で栄養バランスの取れた食事
食事は人間とおなじで元気の源、健康でいるため、生きるために必要なものです。
食事からとった栄養が、愛犬の体をつくり、保っています。
しかし、一般的なドッグフードをはじめとするペットフードは、残念ながら原材料や添加物の表示義務や罰則がないため、粗悪なものもとても多いのです。愛犬は、飼い主のあたえる食べ物はなんでも食べてしまいます。
いま愛犬に与えているフードやおやつなど、本当に安心できるものですか?
私たち飼い主は、それをよく見極めなければならないと思います。
そうした中、いま愛犬のための手作りごはんに注目が集まっています。
手作りごはんは、新鮮な食材をすべて自分で選ぶ事ができるし、愛犬の体調や、年齢、アレルギーの有り無しにあわせた食事が作れる上食材の組み合わせも自由に変えることができるので、愛犬もいつも同じ味で飽きてしまうということも少ないなどメリットがたくさんあります。「手間・時間がかかる」「栄養バランスを考える必要性がある」など、飼い主さんに負担がかかるのも事実です。しかし、愛犬のために毎日の食事を見直してみませんか。
2、心のケア(ストレスを癒す)
普段、私たちは愛犬に癒しをたくさんもらっています。
しかし、「お留守番がニガテ」「怖がり」「分離不安」など愛犬にもいろいろなストレスがあります。
少しでも、このストレスやストレスからくる問題行動がおさまれば、愛犬だけでなく飼い主さんにとってもとてもうれしいはずです。そういった心のケアに有効とされているアロマテラピーやバッチフラワーレメデイ、マッサージやTタッチがあります。
● アロマテラピー は、
人間の癒しとしても話題になっているとってもポピュラーなものです。
ニオイに敏感な愛犬も、この“香り”のもつ癒しは有効です。まずは愛犬が好きな香りを見つけることから。精油はブレンドされたものでない100%ピュアなものを選びましょう。また禁忌があるので注意が必要です。
● バッチフラワーレメディ は、
感情や精神のバランスを取り戻すための癒しのエッセンスのことです。
薬物ではない、花のもつ不思議な力が生み出したレメディは体に優しくて安全、副作用もありません。
愛犬のストレスや問題行動にこのフラワーエッセンスを普段の食事や飲み水に加えるだけなのでとても簡単。人間だけでなく、動物、犬、犬の年齢に関係なく安心して使用できます。
● マッサージやTタッチは、
直接愛犬に触れることで、皮膚や外見の状態を確認することのできる大切なケアです。
病気やケガの早期発見につながりますし、ストレスや問題行動にも働きかけ、なにより愛犬との信頼感が深まります。
3、グルーミング(身体のお手入れ全般)
グルーミングはマッサージ同様、パートナーの健康確認にはとても重要なケアです。
爪きり、足裏のお手入れ、耳掃除、シャンプーやブラッシングなど日々全て欠かせないケアです。
● 爪は、おさんぽなどの運動が比較的少ない室内犬は伸びやすく、ほうっておくと爪が変形したり、爪が肉球に食いこんでしまったりすることがあります。
● 足裏(パット)は、夏は熱いアスファルト、冬は冷たい雪や氷などの過酷な環境に人間でいうと裸足でいるのとおなじなのです。そして水分を失ってしまったパットは、フローリングなどの環境ではすべる原因となり腰や関節を痛めてしまうことになったりします。専用のワックスを塗ってあげたり足裏の毛も定期的にカットしましょう。
● 耳掃除は、たれ耳わんこは特に蒸れやすくジクジクしたり臭ったり、
黒い耳垢が出たりカユカユになってしまったりしないよう、毎日チェックしてケアしてあげましょう。
● シャンプーは犬用のナチュラルな安全なものを選んで、月に1~2回を目安にしてあげましょう。
犬は人間のように汗をかきません。必要以上のシャンプーは、フケなどの原因になったり皮膚を傷めてしまうことがあります。
● ブラッシングは皮膚・被毛の健康のためにお散歩後に毎回してあげましょう。
換毛期やダニやノミが気になるときは特に念入りに。
犬のお手入れ
愛犬の体のケアは健康維持だけでなく、さわる事で皮膚の異常やトラブルを早期発見につながります。
そのためにも、愛犬がグルーミングが嫌いにならないように、どこを触られても平気でいられるように、幼犬のころからたくさん愛犬とのスキンシップをとり、コミュニケーションの機会としてとっても楽しい時間にしましょう。
《 グルーミングとは 》
ブラッシング、シャンプー、耳そうじ、爪きりなど犬の体のケアのことをグルーミングといいます。
《おさんぽ後のお手入れ》
おさんぽ後のお手入れは、愛犬の体をさわることでケガや皮膚の異常などのトラブルを見つけるための大切な時間です。
1、体や足裏を拭く
屋外ではいろんな菌がたくさん!まして犬は体を舐めます。いろんなバイ菌が口から入らなくてすむように清潔にしてあげることが大切です。体や足裏の汚れはていねいにふきとりましょう。足裏がひどい汚れのときは、犬専用シャンプーをぬるま湯にうすめて洗ってあげましょう。その後しっかり乾かす事。
2、ブラッシング
体についたほこりやゴミ、虫を落としたり、死毛や抜け毛をとりのぞいたり、皮膚の血行を良くして新陳代謝を促進してツヤのある健康な被毛をつくるために欠かせません。換毛期はとくに念入りに。ブラッシングやコーミングの方法、使用する用具は、犬種や毛のタイプによって異なります。
3、目のお手入れ
目のまわりの汚れや目ヤニ、異物がはいっていないかチェックしましょう。清潔を保つため、涙やけを防ぐためにも目ヤニや汚れは放っておかないで、ぬるま湯や専用のアイローションをしみこませたガーゼやティッシュなどでやさしく拭いてあげましょう。
もしマダニを見つけたら
マダニが犬に寄生する場合、とくに目の下や頚部、耳のうしろに多く寄生します。お散歩後にはよくチェックしましょう。
マダニは血をすうことで、大きいものだと小豆大ぐらいまで成長します。
もしマダニに寄生されているのを発見したとしても、安易に取り除こうとせずに、動物病院へ行くほうが無難です。
マダニは取り除く時にマダニの頭が愛犬の体に残ることが多く、取り除こうとしてマダニの体液に触れたりすると、犬バベシアなどの危険な疾患に感染する可能性がありますので、気をつけましょう。
《 定期的にお手入れ 》
どのお手入れも、いきなりすると怖がったり嫌いになってしまう原因になってしまうので、まずは幼犬のころから体のどこを触られても大丈夫になることからはじめ、ブラシなどの用具は最初のうちは見せるだけにする、一度に爪をきろうとしない、など徐々に慣らしていきましょう。あとでごほうびなどいい事があると関連づけさせるのもわかりやすいようです。
1、歯みがき
犬の歯周病予防に欠かせません。犬は歯石がつきやすく、手づくり食ややわらかいフードを与えている場合はとくに注意。できれば毎日歯みがきしてあげたいところですが、1週間に1~2回を目安に歯みがきしてあげましょう。
2、爪きり
外での運動量が多いこは自然に爪がすり減るのでそれほどこまめに切る必要はないですが、おさんぽ不足のこや地面に接していない前足の狼そうは要チェックです。伸びすぎると爪が折れたり、肉球を傷つけたり歩きにくくなったりして危ないので、2週間に1度を目安に、伸びぐあいをチェックし、切ってあげましょう。
白いつめは、血管が透けてみえるのでその手前でカット。黒いつめは、血管が透けてみえないので、少しずつ慎重にカットしていき、つめの中が半透明になってくるところを目安にストップします。
3、耳そうじ
とくに垂れ耳わんこはトラブルがおきやすいので注意。悪臭がしないか、耳垢がたまっていないかチェックします。
1~2週間に1回を目安に、お手入れします。奥まで拭いたり、ゴシゴシ強くこすらないように。
4、シャンプー&お尻のケア
月に1~2回を目安に犬専用のシャンプー・リンスを使って体を清潔にしてあげましょう。肛門膿に分泌物がたまると、むずがゆくなったりしてお尻を床にこすりつけたり舐めたりします。
非常にくさい分泌物なので、シャンプー時にしぼってあげるとよいです。
5、部分または全体のトリミング
部分トリミングは家庭でもできます。足先や足裏の毛が伸びていると、フローリングなどで滑りやすくなり腰や関節に負担がかかったり、ケガの原因になります。また、肛門まわりの毛は排泄物がつかないように短くカットします。全身のトリミングは犬種によって要不要があります。
犬のシャンプーのしかた
犬のシャンプーは汚れやニオイをとるだけでなく皮膚病予防のために必要ですし、愛犬の皮膚の状態や、耳の中や体をチェックできるいい機会です。
だいたい月に1回、愛犬の体調がよく気候の良い日を選んで家の浴室を使いシャンプーします。
シャンプーそのものよりも、乾かすほうが大変です。
暑い季節のドライヤー時は、熱気がこもって熱中症になるわんこがいるので、温風冷風をうまくつかったり扇風機などで外へ熱気を逃がしたりして空調に気をつけてあげましょう。
犬のケアをする前に、かならず飼い主さんはツメを切っておきましょう。
《 シャンプーの頻度 》
シャンプーの頻度は、犬の種類や年齢、健康状態や季節などによってちがってきます。
目安としては月に1~2回くらいです。
状態にあわせてシャンプーしてあげましょう。シャンプーはしすぎても少なすぎてもよくありません。
シャンプーが苦手な子や体調が悪い時には、無理にシャンプーせずに蒸しタオルなどで体を拭いてあげるとよいです。また、ワクチンの前後は避けましょう。
《 シャンプーの選び方 》
犬の皮膚はとってもデリケートです。最近、人間と同じでアレルギー症状のでる犬が増えています。
シャンプー選びも慎重にしてあげたいですね。
シャンプーは人間用のものではなく犬専用のものを使い、皮膚にやさしい天然成分でできた低刺激のものを選びましょう。
ペットのシャンプーには全指定成分の表示義務がないので、はっきりいって何が含まれているかわかりません。
犬用人用問わず、洗浄成分が石油からできた合成界面活性剤(合成洗剤)の危険性が指摘されています。
おススメのシャンプーバディシャンプー&リンス『 http://littlecan.com/pc/dog.s/brand/buddy/index』
毛染めの空き容器みたいなのに底が隠れるくらい入れてお湯で薄めればかなりのお得でワンにもいいシャンプーです!
《 シャンプーの手順 》
犬のシャンプーは水ではなくお湯を使います。38~39℃くらいが適温です。
夏場はすこしぬるめのお湯でもよいです。飼い主さんはツメをきっておくのを忘れずに!
1. まずはブラッシング
シャンプー前にまず全身をブラッシングして、抜け毛やもつれ、毛玉などを取り除いておきます。そうしないと、被毛のの根元まで洗えませんし、もつれているところにシャンプーが残り、皮膚炎の原因にもなります。
2. お湯のシャワーで洗う
後ろ足やお尻から順に頭のほうへと全身にシャワーをかけ、被毛の汚れを落とします。被毛の根元までしっかり濡らしておきます。
シャワーは怖がることがあるので、いきなり頭や顔にかけたりせずに、またシャワーヘッドは身体に押し付けるようにして「ジャー」音がしないように気をつけると、愛犬も安心感があると思います。
3. 難関?肛門腺絞り
お湯でのシャワー時に、肛門腺を絞ります。肛門腺は、非常にくさ~い分泌物がたまります。小型犬は自力で出せず、たまると炎症を起こす場合があるので、たまっていたら絞ってあげましょう。
絞り方のコツとは、シッポをグイッと上へめくり、肛門腺を(肛門を中心とした時計で例えると4時と8時くらいのところにあり、たまっているとコリコリとした感じでがわかります。)親指と人差し指ではさんで、外側にしごくようにします。
ピューっと飛びだすので、のぞきこんで顔にかからないように気をつけてください!
4. シャンプーを使って洗う
犬専用のシャンプーを薄めて使います。
湯洗いと同じように、後ろ足やお尻から順に、指の腹でマッサージをするようにゆっくり優しく洗います。指の間や爪、汚れが気になるところは部分洗いをします。顔や鼻の部分は、最後にスポンジなどを用いてやさしく洗います。
5. お湯でしっかりすすぎます
すすぎは、お湯のシャワーを頭の部分からかけ始めて下のほうへ降りていき、最後に足の裏を流していきます。
目や耳に少々の水が入っても大丈夫ですが、鼻に水が入るのを極端に嫌がるので、シャワーをかけるときは鼻を上に持ち上げて、水が入らないように気をつけてあげましょう。
すすぎが不十分だと皮膚病の原因になるので、お腹周り足周りなどシャンプーが残りやすい部分は注意しましょう。
6. リンス~すすぎ
あらかじめリンスは洗面器などに分量のお湯で薄めておき、頭や背中の部分から足へ上から下へなじませます。リンスもしっかりお湯シャワーですすぎます。
7. しっかり乾かす
手でなでるようにして、被毛の水毛を切ります。
その後、吸水性の高いタオルを使うと手早くタオルドライができ便利です。
愛犬が身体を振るわせても水しぶきがとばないくらいになったら、ドライヤーの温風で手ぐしやブラシを使いながら根元を乾かすようにします。フケや皮膚炎の原因にならないように、完全に乾かしましょう。
自宅でのシャンプーを嫌がる子も多いかと思います。
そういうときは、イスなどすこし高いところに乗せてするとおとなしくさせてくれる場合があります。
ただし、愛犬が飛び下りてケガしないように注意してくださいね。あとドライヤーが苦手な子もいます。
Tタッチについて
そもそもTタッチって、何?
アメリカで1983年に誕生した、Tタッチ。
創始者のリンダ・テリントン・ジョーンズが、グルーミングを嫌がる馬に人間向けのボディワークを応用して試したところ、馬の気持ちが落ち着いたのが開発のきっかけだとか。
その後、犬や猫にできる方法も生み出され、評判に。
「テリントン・タッチ」とも呼ばれ、世界各地へ広がりを見せています。
その名のとおり、「タッチ」によって、動物のココロとカラダのバランスを整え、健康状態をサポートします。
筋肉に働きかけるマッサージとは異なり、Tタッチは神経に作用。じんわ~りと心身に効き目があらわれ、効果が持続するのが特長です。
さらには性格や行動にも影響が及び、犬の問題行動の改善や飼い主との信頼関係の深まりにも効果アリ!
活用範囲の広いアプローチなのです。
◆ドッグマッサージの特徴
・ 筋肉に働きかける
・血流や筋膜に作用する
・手で直接身体をあたためる
・身体のコンディションを重視
◆ドッグマッサージの効果
・病気・ケガの改善(医療を補う)
・リラックスさせる
・問題行動の改善(人間との信頼関係が強まることによる)
◆Tタッチの特徴
・皮膚のすぐ下に働きかけ、身体を意識させる
・神経に作用して精神バランスを整える
・手で皮膚を触る方法と、 道具を使って正しい姿勢で歩かせる方法がある
・姿勢と精神のコンディションを重視
◆Tタッチの効果
・攻撃的、車酔い、分離不安症、吠え癖、飛びつき、 リードを引っ張る、雷フォビア等、咬む、人間嫌いなどの問題行動の解決
・犬のパートナーの健康維持に、病気の時のサポートケアーに。自己治癒力の向上
・身体の麻痺、歩けないなどの 犬の神経に関係する症状の改善
・痛みの緩和
・人と動物との絆を深める
基本編! 手を使ってのTタッチ
6時の位置がシッポや地面にくるように、手を動かす
まずは、皮膚を触りながら動かす一般的なTタッチのテクニックから。
時計の6時の位置から1と1/4周、皮膚を押しながら円を描きます。このとき、被毛の上に滑らせないようにすること。力加減は、まぶたに触れて痛くない程度の圧力で。
使用する手の部位によって、それぞれのTタッチに名前もついています。
手のひら全体が「アワビ(アバロニ)」、指の腹が「ウンピョウ(クラウデッド・レパード)」、指先が「アライグマ(ラクーン)」といった具合。人間同士でも試してみましたが、マッサージとは違った刺激と心地よさを体感。飼い主さんの手でやさしくタッチされ、目を細めるワンちゃんもいました。それを見て、飼い主さんも心癒されます。
Tタッチで何より大切なのは、犬の心の声に耳を傾けて、犬の動きを観察しながら進めていくことです。
今すぐ家庭で試そう!犬の健康法「Tタッチ」
家庭でできるTタッチの実践編!
“理性の器”という言葉が、よく登場します。
ストレスや、「楽しい」、「イヤだなぁ」など感情の刺激がその器に入り込むことで、4つの“F”、つまり“Fight”(怒り、攻撃)、“Frighten”(おびえる)、“Freeze”(固まる)、“Fooling around”(おどける)の反応となって器からあふれてしまうとか。いわゆる「問題行動」が引き起こされるのも、犬の理性の器があふれた結果。
「コントロールではない非習慣的な刺激を、Tタッチを通して与えます。すると犬は『あれ? なんだ?』って考えるでしょ? それが、理性を使うことを促進させ、その犬の“理性の器”が大きくなることにつながるんです。」
それでは、Tタッチのタッチ法をご紹介しましょう。
(1)サーキュラー・タッチ
円を描くタッチ法。手の形によって効果が異なります。やさしい円を描くには、手首と肩をやわらかくして行うのがコツ。
- Tタッチの導入として
- 神経質で臆病な犬に
- 小型犬や子犬に
- リウマチの症状の緩和
指の先端を犬の体に軽く置き、親指以外の指で皮膚を動かすように円を描く。親指は軸に使う。
- 攻撃性のある犬や吠える犬を落ち着かせる
- リードを引かないようにする
- 自信をつけさせる
- 車酔いの改善
手の第一関節だけを軽く曲げ、親指以外の指で犬の体の皮膚だけを動かすように、6時から時計まわりに1周ちょっと円を描く。
<イヤータッチ>
- 犬を落ち着かせる
- ゲホゲホと咳き込むとき
- てんかん発作のとき
- 老化予防
- 車酔いの改善
親指が耳の上にくるようにして、親指で耳の付け根から先端までをなでる。
- 恐怖心を克服させる
- 恐怖が原因の噛み付きに
- 痛みをやわらげるために
- 股関節形成不全の犬に
尻尾の根元に近いところを手で持ち上げ、円を描くように両方向に動かす。
- 感情を落ち着かせる
- 吠えたり、攻撃性のある犬に
唇の外側に円を描く方法のほか、歯茎に親指で小さい円を描くように動かす方法がある。
<マウスワーク>
- 感情を落ち着かせる
- 吠えたり、攻撃性のある犬に
唇の外側に円を描く方法のほか、歯茎に親指で小さい円を描くように動かす方法がある。
(2)コネクティング・ストローク
体の部位それぞれをまとめるようなイメージで。
円ではなく、線を描くように頭からシッポへと手を動かします。
- ブラッシングやシャンプーを嫌がる犬に
- 吠える、咬むなど、感情的な反応を習慣的に示す犬に
両手を使い、人差し指と中指でクモが歩くように手を動かす。親指とほかの指の間で、皮膚が波打つようにするのがポイント。
- 神経質な犬を落ち着かせる
- 過度に活動的な犬の注意をひく
- 体の感覚を思い出させる
指を開き、犬の肩から肋骨を通りももまで、ジグザグと手をすべらせる。
(3)コンプレッション・リフト
ゆっくりと上に持ち上げることで、重力を解放します。
- 関節や筋肉の緊張を解く
- 体と精神のバランスをよくするために
- 地に足をつけてバランスよく歩けるために
- 肩こりの犬に
犬の脚を包み込むように持ち、皮膚を数秒だけ上に持ち上げて元に戻す。脚の上部からつま先の順で。
飼い主さんがリラックスして
Tタッチを行うときに大切なこと。それは、手元を見ながら、自分の手でワンちゃんの皮膚の感触を確かめたり体温を感じることなんです。
たった5分でも、そのコのことだけを考える時間は、かけがえのないもの。
テレビを消して、リラックスできる心地よい音楽でも聴きながら……。
ゆったりと自分が落ち着いている状態で行うTタッチこそが、愛犬と心も通い合うひとときを作ってくれることでしょう。
犬の保険の徹底比較
ここ数年の間に加入者がどんどん増えているペットの保険。
しかし、まだまだあまり知られていない事が多いです。
そんなあまり知られていないペットの保険を取り上げました。
変わった動物保険
2008年の4月には動物保険の改正が行われました。
改正の内容は、これまでは無許可での営業が成り立つ(法律の適用がないない)保険でしたが、この改正後は
1、免許を取得し保険会社となる。
2、少額短期保険業者として登録申請する。
以上の2つのうちのいずれかを行う事になりました。
保険会社になることでは、多額の資金を必要とするので、少額短期保険業者が多くなると思われています。
ところでこの「少額短期保険業者」というのは、名前にもあるとおりに
補償する金額が「少額」で、保険の期間も「短期」の業者となります。
具体的には補償の金額が総額で1000万以内、期間は2年、会社とし
ての年間保険料の支払額が50億以内の保険会社となります。
この保険業法の改正で、ペットの保険を扱う会社は、法律の下で会社を運営していかなければいけなくなり、今までよりも安心の強い保険に加入できることになりました。
予防接種の方法と予防接種にかかる費用
< 予防接種を行う期間 >
予防接種では飼っている子犬により、予防接種を受ける回数や期間などが
変わってきます。
健康で、母犬の母乳で育てられたイヌは大抵、約90日目に1回目の注射を行い、その後4周置きに予防接種を行います。
次の年からは年に1回は予防注射を行ってください。イヌは人間と違い、予防接種を打ったからと言って、一生その病気に対する免疫を保てることはできません。
また、狂犬病の注射なども年1回行うので、予防接種を行う時期などは動物病院に行って獣医師と相談のうえ決めてください。
< 予防注射の種類 >
イヌの予防注射の種類は1種~9種混合までが存在します。
下の表が種類と対応するウイルスに対しての免疫を現しています。
一般的なイヌの予防注射では8種混合や9種混合が用いられます。
ただ獣医師により初めは5種混合を行い、2回目に9種混合を行う事もあります。
それぞれの病気については病気コ-ナ-その2をご覧ください。